人狼ゲームを題材にしたマーダーミステリーのシナリオを作成しました!!うおお!!
人狼ゲーム好きなら楽しんでもらえると思うのですが……。
【ご利用にあたってのお願い】
※ゲームの性質上SNS等でのネタバレはNGです。感想は「おもしろかったです」固定で頼んます。
※本シナリオを有料イベントとして開催する際は、事前連絡と使用料を頂戴しております。無断での有料イベントへの使用は禁止とさせて頂きますので、事前にLINEかTwitterにてご連絡くださいませ。もちろん、プライベートでお友達と遊ぶぶんには好き勝手やってもらって大丈夫です!
【宣伝】マダミス第二弾を制作しました
マーダーミステリーってなんぞ?
そもそもマーダーミステリーってご存知でしょうか。
簡単に言うと、「推理小説の登場人物になりきって、話し合いで事件の謎を解いていく」というゲームです。
人狼ゲームや謎解き、脱出ゲームに似た感じのゲームで、「次に来る!」といわれている(すでに来た?)ゲームがマーダーミステリーなんです!
とまあ、説明されるよりやってみた方が早いゲームですし、人狼ゲームと違って事前知識はまったく必要ありません!騙されたと思ってやってみな!
とか言いつつ。マーダーミステリーって本格的なものはちょっとルールが複雑だったりするんですよね……。固有のアクションがあったり、推理の手がかりを手に入れるためのルールがややこしかったり。
しかも、マーダーミステリーって一度遊んだシナリオは再プレイできません。ネタバレしちゃいますからね。
なんか、せっかくの面白いシナリオを、マーダーミステリーのお作法的なことを知る前に潰しちゃうのももったいないなぁって気持ちになりませんか?私は貧乏性なのでなりました。
つーことで、マーダーミステリー入門編として、ルールのややこしくないシナリオがあったらいいなあと思って自作してみました!!!!
【ご注意】
・人狼ゲームのことを多少は知っていた方がいいです。少なくとも、人狼ゲームをやったことがある人が1人はいた方がいいです。人狼ゲーム好きだとより楽しめることを保証します。
・プレイ人数は7人で固定です。GMは必要ありません。
・必要に応じてこのページにあるリンクまたはボタンをクリックすることでゲームを進められます。
・ゲームの流れは「ストーリーを読む」→「キャラクターを選ぶ」→「状況確認する」→「キャラクターごとの非公開情報を読む」→「会議をする」→「投票」となります。それ以外の難しいルールはありません。ゲーム前に見てはいけない情報は全てリンクや開閉ボタンで隠してあるので、ストーリーなどは先に確認してしまっても大丈夫です。
・振り返りなどをあわせても1時間ほどで終わると思います。
・多少の性的要素がありますが、最近の子どもはどうせマセガキだから大丈夫でしょというレベル感です。そういうのが嫌いそうな人は誘わないようにしてください。
・嘘をつくことは自由です。
ほな、落ち着いていきや~~。
ストーリー
――「それでは、恐ろしい夜がやってきます」
人里離れた山荘。小さなテーブル――正確に表現するならいかにも安物っぽいちゃぶ台だが――を囲んで、僕たち8人の同窓生は昔話に花を咲かせていた。
全員が揃うのは久しぶりで話は尽きず、すっかり夜も更け……。「そろそろよい頃合いで」という感じで、人狼でもするかとなった。誰からともなく、緩やかな流れで人狼ゲームが始まるのは僕たちにとっては昔からのことで、あたり前のことだった。
それにしても……、「山荘でやる人狼ゲーム!」と言えば雰囲気が出そうなものだが、さすがに机の上が散らかりすぎだ。出来合いのつまみや、スナック菓子、ビールの空き缶に一升瓶、食器の用意がなかったから紙皿に紙コップ……、いまにも雪崩が起きそうだ。でも、同級生の集まりなんて、こんなラフさでちょうどいい。学生時代に戻ったみたいだ。昔みたいに人狼ゲームであーだこーだ言いながら、誰かがギブアップするまで遊ぶのだ。
初戦は僕がゲームマスターを務めるのがお決まりのパターン。暗黙の了解というやつだが、昔から嫌ではなかった。人狼ゲームは外野から見ている方が面白い。そもそも結構酔っぱらっている自覚もあるし、まともに考察できる気がしない。いや、まあ、それはみんなも同じか……。呑んだくれどもの騙し合い。楽しみだ。
――なんて思ってたら、GMの僕は死んでしまった。あらら。
キャラクターを選んでね
このシナリオには男女以外の公開情報はありません!キャラクターの名前はニックネームのようなもので、あまり重要ではありません。直感で選んでしまいましょう!
状況確認フェーズ
では、選んだキャラクターになりきって、以下のテキストをみんなで読んでいきましょう!!
(ちなみに、状況確認フェーズにおいて「誰の発言であるか」は重要ではありません。シンプルに全員の前提条件として捉えて下さい)
「ふむ。まずは死因から確認しよう」
「そうね」
「役職確認のターンが終わってぇ、議論を開始しだしたところだよねぇ。GMちゃんがお酒を飲みだしたのよ~」
「なんかソッコーで意識を失ったぜ?」
「飲み会の最中はなんともなさそうだったのですが……」
「もしかしてアル中?」
「いやいや、この程度でぶっ倒れるような酒の弱さじゃねぇだろ。オジョウとヒトヅマじゃあるめぇし」
「今日も自分で持ってきた日本酒をバカみたいに飲んでたわけだし」
「うむ。外傷もないことから、酒になんらかの毒物が混入されたと見るべきだろう」
「お酒なんてほとんど毒みたいなものでしょ」
「オジョウとヒトヅマは水しか飲んでないものね」
「水じゃないわ。美容に最高のシリカ水よ」
「おいしいよ~」
「そうか……。とりあえず死因は何らかの毒物だとして……」
「ちょ、待てよ!俺らの中に犯人がいるって言いたいのかよ!!」
「残念ながらその可能性は高い。もちろんオーエルクンは無実なわけだが」
「それってぇ、ポリスちゃんとオーエルちゃんが婚約してるからぁ、かばっちゃてるってだけでしょお~?」
「婚約してるし、無実だし、間違ったことは言っていないわよ?」
「まあまあ、彼らの関係性は学生時代から変わりませんよ。状況整理を続けましょうか」
「そうだな。ひととおり飲み散らかして、んで、人狼しようぜって流れになって」
「オジョウが『どうせだったら雰囲気出して真っ暗にしよう』っつって電気消して、どっかからランタン持ってきたんだよなあ」
「室内は相当に薄暗かったわけですね」
「そうね。GMが役職カードを配って、置き場がないからってカードを回収して。みんなで目をつむって役職確認を始めたわね」
「なんかぁ、役職確認にやたらと時間かかってたよねぇ」
「人狼の確認のときなんか、GMが『なにしてんねん』って言ってたぜ?」
「ああ、アレ気になったよな。何してたんだよ?」
「さあ?」
「役職確認が終わった後も『みんな身内だからってふざけすぎ!』とGMさんはおっしゃっていました」
「アンタたち、そんなにふざけてたの?」
「まあ酒も入ってたわけだし?」
「でもまぁ~。ゲームをスタートさせたってことは、役職の確認自体はちゃんとできたってことだよね~」
「あー、ちなみにだが、人狼ゲームの配役は人狼2 占い師1 霊媒師1 騎士1 市民2の7人村。初日占いはランダム白、連続ガードなし、投票形式は一斉投票。役職確認で起こしていった順番は、人狼→占い師→霊媒師→騎士の順で間違いなかったね?」
「細けぇやつだな!!それで合ってるよ!」
「で、議論を開始しはじめて30秒くらいかな? GM君がお酒を口にして、急に……って流れね」
「お酒自体は、役職確認の直前にも召し上がっておられましたね」
「『漢なら日本酒一筋』とかほざいてやがったから、みんな見てたはずだぜ」
「では、犯行は役職確認中に起こったと見て間違いなさそうだな」
「ポリ公がそういうんなら間違いねぇだろ」
「う~~ん?」
「GMに毒を盛ったのは誰だ!?」
~~さて、ここまでの状況整理に間違いはないようです。以降のストーリーを創っていくのはあなたたちです~~
キャラクターごとの非公開情報
自分の選んだキャラクターの【非公開情報】を黙読してください。
全員が非公開情報を確認したら、ゲームスタートです。全員で犯人を探す会議を開始してください。会議時間は30分です。
なお、10分、20分のタイミングで、事件の真相に迫る「誰かが見つけたヒント」が全員に公開されます(代表者が読み上げてください)。
会議時間が終了したら、犯人と思われる人物を多数決で決定し、エンディングに進んでください。
各キャラクターの非公開情報リンク
議論時間(30分)
全員が非公開情報を確認したら、議論を開始してください。
10分経過後に「誰かが見つけたヒント1」を公開してください。
GMの紙コップを嗅いでみたところ無臭だった。入っているのは酒ではないようだ。
20分経過後に「誰かが見つけたヒント2」を公開してください。
ヒトヅマの紙コップを嗅いでみたところ日本酒の匂いがした。入っているのは水ではないようだ。ちなみに全員の紙コップを確認したが、違和感があったのはヒトヅマのものだけだった。
犯人投票フェーズ
議論時間30分が経過したら、任意の方法で犯人投票を行ってください。
最多得票が複数名出た場合は、1名になるまで決選投票を行ってください。
■エンディング
犯人に選ばれたプレイヤーのエンディングページに進んでください。エンディングを全員で確認の後、各自の勝利条件・敗北条件を教えあい、秘密にしていた情報などもすべて開示してあげましょう!!
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