これまで、各役職目線別に初歩的な解説をしてきましたが、次からは実践向きの考察をしていきたいと思います。
その前に初歩編のまとめ的な話をしたいと思います。
何を優先するか
投票行動だったり、挙動だったり様々な読み方があるとは思います。
ただ、確定している情報というものがあるときはそれを最優先に考え、それから推理を組み立てなければなりませんよね。
確定している情報とは何も占い師が1人しか出ないから、この人が真の占い師でこの人が占った情報は100%本物だとか、そんなわかりやすいことばかりではありません。
例えば、占い師が2人、霊媒師も2人出ていて、片方の占い師を処刑したとします。
翌日の霊媒結果が2人とも白なら、処刑した占い師は真か狂人ということになりますね。
これが確定している事柄で、真と仮定すると残った占い師は狂人、人狼どちらも可能性があり、狂人と仮定すると残った占い師は真です。
つまり、残った方の占い師は真、狂、狼のいずれの場合も考えられます。
また、残った占い師視点ではその人の真偽に関わらず、処刑した占い師を狂人と主張する他ないことがわかります。
これが確定している情報をもとに考察を落とすということです。
もっともっと複雑な場面はいくらでも出てきますが、狼の数と各役職者は1人しかいないことをちゃんと理解していれば、後は応用で正しい情報を整理する機会が増えるわけなんですね。
目線(視点)を制するものは人狼ゲームを制する
これまでと被る話も多々あるとは思いますが、一番重要なことです。
目線(視点)をとにかく大事にしてください。
他人目線で物事を考えられなければ、いつまでも人狼ゲームは強くなれません。
意識していれば慣れていくものなので、最初からうまくできなくても全然いいんです。
他人視点に立って考えることに早く慣れるための方法としては、人外を引いたときに騙りに出ることが一番手っ取り早いです。
否が応でも他人視点に立たざるをえません。
何度もいいます、失敗することを恐れないで!
初心者の方を見ていると、「失敗が嫌→騙りに出ない→他人目線で考える機会を失う→上手く騙れない」というループに入ってしまっているように思います。
まずは第一歩から!

