②占い師編
※占い師と予言者は同じ役職です。
「人狼ゲームの戦略を理解する~初歩編〜」の2回目は、村人陣営の重要役職「占い師」についてです。
あなたの占い結果に村の平和がかかっているといっても過言ではありません!
いつ出るか?今でしょ!
占い師がCOするタイミングは、正直難しいところですね……。
ルールや人数によるところも多く、一概にいい切れません。
例えば、連続ガードなしで人数が多いような場合は、より多くの占い結果を落としたいので、初日から出て噛まれるのも嫌だなあと考えてしまうところです。
一方で、潜伏にもリスクがあり、吊られるときはCOしてしまえばいいだけですが、噛まれてしまうと黙って消えてしまうため、人狼に占い師を乗っ取られてしまう可能性がでてきてしまいます。
また、2日目以降のCOは、乗っ取りの可能性があることから、COが自分ひとりだけだったとしても100%は信用されません。
初日潜伏の作戦は、役職っぽさを出さずに吊りと噛みを回避しなければならないので、ちょっと難しいうえに、噛まれた時のリスクが大きいんですね。人狼に占いを乗っ取られると、まあ最悪ですよねw
なので初心者のうちは、初日COをオススメします。
人数の少ない村なら尚更です。
初日にCOしたからといって、すぐに死ぬとは限りません。
人狼が占いに騙りに出た時は、騙りの真目(しんめ)を村に追わせたい狼の意図があるので、かえって占い師は噛まれません。
本物の占い師であるあたなが噛まれることで、村人目線で、対抗占い師が人外である可能性が上がるため。
騙りが出なかったときは、多分すぐ噛まれます。
その代わりにあなたの真が確定したうえで、占い先の情報も信じられるので、2人分の白黒がハッキリするわけですから、決して悪いことではありません。
占い先はどう選ぶ?
基本的に怪しい人を占いましょう。狼を見つけることが目標です。
ただし、怪しいからと言って、対抗を占うのは推奨しません。序盤は特にです。
仮に、2人の占い師が出ている場合、他の村人目線では、あなたの真贋はついていません。
確実に分かっているのは、片方が真なら片方は騙りだということです。
なので、あなたが「対抗を占ったら黒がでました!だから私が本物ですよ!」と村人に伝えても、村人からしたら「そらそう言うわいな」となります。
村人目線では、あなたが狼である可能性がある以上、「そっか、じゃあ吊ろう!」とはなりませんよね。
なので、対抗を占うのはあまり意味のある行動でありません。
また、2人以上がCOしている役職には、人外が出ていることが確定しているため、基本的にローラーされるという認識で大丈夫です。
なので、役職者から占うのではなく、潜伏している狼を見つけにいくようにしましょう。
誰を占うかを聞くのはアリ?
これは場合によりますが、誰を占うかを議論の中で言うのはあまりよくないです。
占い先が村人だった場合、高確率で噛まれるからです。
人狼目線では、潜伏狼の可能性を狭めたくないからです。
真が確定している占い師がいて、占われていないプレイヤー(グレー)が6人いるとしましょう。
Aを占ってAが噛まれたときは、噛まれた時点でどのみち白だとわかるAを占ったことで、グレーは5人になりました。
村人目線で5分の2が狼となります。
Aを占ってBが噛まれたときは、Aが白だという情報が村に落ちるので、残るグレーは4人。
村人目線で4分の2が狼となり、さっきより狼を吊れる確率が上がりましたね!
潜伏している狼にとっては、わざわざグレーを狭めるよりも白先を噛んだ方が得なんですね。
なので、占い先がばれるのはよくないことだと分かります。村の総意でもない限り、占い先は宣言しないほうがよいでしょう。
初心者の時は「どこ占ったらいいですか」と聞いてしまいがちですが、自分で考えて下さい(笑)
自分が怪しいと思う人を占えばいいんですよ。
なお、占い先を選んだ理由を聞かれることは多いので、怪しいと思った、または、白黒はっきりさせておきたかった理由は話せるようにしましょうね。
占い師アピール
真の占い師は、村人に信じてもらうことがとっても大事な仕事です。
ただし、占い師を騙る人外も、全く同じことだということを忘れてはいけません。
自分が真の占い師であることを信じてもらうため、必死に話して、騙りが話す機会まで奪ってしまわないように気をつけましょう。
多少熱くなるのは仕方ないかもしれませんが、人外だって村人を騙して信じてもらうことに必死なわけですから、そこはフェアにいきましょうね。
得てして騙りの発言を奪ってしまうケースは、真が多弁な人で、騙りが寡黙な人のケースです。
もともと寡黙な人が頑張って騙りに出ている時に、真が多弁だと、ただただ疑わしいですからね。冷静に状況を整理してあげるくらいの発言が、むしろ真っぽく見えるんじゃないかな、とも思います。