狼が騎士を騙るのはかなり技術のいるプレイで、その多くは終盤です。
序盤に単に狼の自分が吊られたくないからと騎士騙りをするのはいい手ではありません。
翌日噛まれずに吊られるだけです。(笑)
終盤、騙らなければならない局面を見極めるのは難しいし、守り先を聞かれたらスラスラ出てくるように前もって考えておかなければなりません。
そして、騎士騙りをする場合の多くはGJが出たときです。
5人残っていた場合、最低人狼は騎士騙りの人を含め2人いります。
5人いて1人(LW)で騎士騙りをすると騎士ローラで詰むからです。
LWで騙っていいのは3人残りでGJが出たときで、この場合、逆に騙らなければ騎士と守り先の2人が村人確定になり、詰みます。
では、判断の難しい、GJがでて5人残り、人狼は二匹残っている場合を考えましょう。
ABCDEの5人がいて、Aがあなた(狼)、Bが仲間の人狼、Cが騎士とします、DとEが白確とします。
つまり、真の占い師がばれて、DとEが白をもらっていて、村目線ABCがグレーの場合ですね。
ここでA(あなた)とBは狼なので、貴重なグレーである村人のCを噛むことはないと思います。
なのでDかEを噛むのですが、人狼の二匹はDを噛みました。
ところがGJが起きてしまい、Cが騎士だと名乗り出ました。
さあ大変です。
なぜなら、このまま黙っているとGJが起きた直後なのでCが真確してしまい、DもEも白なので、縄はAとBにしか向かいません。
つまり完全な詰みです。
こんな場合は騎士騙りを絶対しなければなりませんね?
ちょっと極端だったので、次はABはそのままで、CDEのうち、騎士が誰かわからず、Cが白確の場合です。
この場合もやはり一番噛みたいのはCですね?
ですが、騎士に一番守られやすいのもCです。
ただ、騎士が生きているかもわからず、C自身が騎士の場合もあるのでCを噛みました。
ところがグッジョブぅーー!
さあ大変です、この場合DかEから騎士がでてくることが明白です。
つまり、GJで縄が増えた上に騎士を真確するとグレーが一つ狭くなります。
ただこの場合、先ほどと違い詰みではありません。
Dが騎士と名乗りでたとします。
このときABEがグレーですが、上手くEを吊れれば、騎士を噛んで勝ちですし、ABどちらか吊られても、翌日Eを吊れればこれまた勝ちです。
なぜなら名乗り出た騎士を噛めばもうGJは起きないから。
つまり、Eを吊る自信があるなら騎士を真確させてもよいわけです。
しかし、Eが白確でもないのにやたら白っぽく見られているとかだとちょっと厳しいですね。
その場合は人狼のどちらかが騎士騙りをして信用勝負となります。
ただ、騎士騙りは前もって考えとかないとなかなかボロがすぐ出ますので、騎士が生きてたらGJが出るかも、そうしたら騙りにでよう、守り先はこうでああでと前もって考えておきましょう。
今挙げた例なんかはかなり単純で、もっと複雑な局面はいくらでもあります。
最初は詰みのパターンだけを察知できるようにして、そのときだけ出る練習をしましょうか。
いかがでしたか?
騎士騙りを上手くできるようになればもう上級者と言っていいでしょう。
あなたもレッツトライ!