3ー2進行は、人狼3狂人1の多人数村の時に起こり得ます。
占い師に「真狂狼」、霊媒師に「真狼」これが一番オーソドックスです。
次に、占い師に「真狼狼」、霊媒師に「真狂」ですね。
一応、占い師に「真狼狼」、霊媒師に「真狼」、狂人が潜伏。というのも有り得ますが、レアケースなのでいったん省いて考えましょう。
3ー2進行の場合は、占い師に2人外が確定しているため、初日から占い師ローラーにいくことが多いです。あとはグレランですね。霊媒からというのはあまりないですかね。
ということで、占い師ローラーにいった場合の各目線で考察していきましょう。
市民視点・霊媒が狼で結果「黒・黒」の場合
まず最初に、何も情報がない状態では、占い師は「真狂狼」だと仮定するのが普通です。
7割方この仮定で合っています。
ただ、可能性の高さだけで考えるのは、間違っていたときに悲惨なので、決めつけはダメです。
占い師ABCが出ていて、霊媒師XYが出ているとしましょう。
村の総意で「占い師から吊ろう」という話になり、Cを吊ったとします。
翌日の霊媒結果が黒、黒だった場合、あなたが市民(騎士含む)ならどのように考えますか?
僕なら霊媒師は「真狂」だなと読みます。
まず両方が黒結果なので、Cは狼確定ですね。
仮に霊媒師XYが真狼の組み合わせだとすると、狼はCを狼だと知っています。
そして、残りのABが「真狂」であることと、真は黒結果を出すことがわかっています。
ここで黒結果を出せば、狼が吊れたと村人に伝わり、真狂狼と考えるのが普通なので、ローラーがストップする危険性もあります。
狼だけが吊られた上に、市民カウントの真狂を残され、狼がいる霊媒師ローラーに移行された挙げ句、占い師ローラーに使うための縄がグレーに伸びピンチを招きます。
最悪ですね!!
踏んだり蹴ったりw
なので、狼が黒結果を出すメリットがないんです。
市民視点・霊媒が狂人で結果「黒・黒」の場合
前提として、霊媒師に狂人がいる場合は占い師が「真狼狼」となるため、狂人は占いローラーをストップして霊媒ローラーに移行して欲しいわけです。
なので、ここで霊媒結果を白と出すと、仮にCが真だった場合、霊媒結果が「白、白」となり、残りの占い師に狼が必ずいることを証明してしまうんですね。
なので、Cが狼じゃないことを祈って黒と出したわけですね!(この場合、Cがホントに狼だったとしても別にいいんです)
そういった理由から、霊媒師は「真狂」の組み合わせが濃厚であると読むわけです。
霊媒結果「黒、黒」の場合はかなり分かりやすいですが、「白、白」の場合は先程の理由から狂人の可能性が下がり、「真狼」っぽくなるくらいでしょうか。
「白、黒」はパターンが多岐にわたり、なんともいえません。
霊媒結果だけでこれだけ考えられるんですよ、といういい例を取り上げた形ですね!
そう考えると面白くなってきませんか?
僕だけですか……そうですか……。
占い師目線
では先程の3ー2進行で、初日占い師ローラーになった場合、占い師の目線ではどういったことが見えてくるでしょうか。
Aが真占い師である自分です。
Cを吊って霊媒結果「白、白」が出たとしましょう。
この場合、Aである真の占い師目線ではかなりの情報が落ちます。
まず、偽物であるCが吊られ、霊媒結果が白確であることからCは狂人確定です。
そして、残ったBは狼確定です。
さらに、占い師に狂人が出ているので、霊媒師は「真狼」の組み合わせであることも確定します!!
わーお。
市民目線では、確実に人狼が残っていることしか分からないのでローラーは止まらないでしょうが、運よく次の日Bが吊られたとします。
そうすると、おそらく霊媒結果は「白、黒」と割れるでしょう。
Bは狼なので、白だと言っている霊媒師が狼だと分かりますね。
霊媒師の真が黒というのは当たり前ですが、狼のほうが白と割ってくる理由は、Bを黒確にしてしまうとローラーがストップする危険性があるからです。
では初日にCを吊り、霊媒結果「黒、黒」と出た場合はどうでしょうか?
これは先ほどの「白、白」の場合と違い、確定事項ではないんですが、市民目線でお話した通り、霊媒師が「真狂」の組み合わせが濃厚となります。
つまり、CはもちろんBも狼である可能性が高まります。
霊媒結果「白、黒」だとこれまたパターンが多岐にわたりなんともいえません。
狼目線
では今度は3ー2進行で、初日占い師ローラーにいった場合の狼目線を考えていきましょう。
狼の場合、内訳ははじめからわかっています。
一番オーソドックスな、占い師「真狂狼」、霊媒師「真狼」のときを考えていきましょうか。
あなた(狼)をX、仲間の占い師騙りをAとおきます。
すると、BCは真狂、Yは真となります。
ここでもし、Bが仲間の狼に白出ししてくれていれば、Bが狂人Cが真という内訳まで完璧に見え、かなり有利な展開となります。
まあこれはちょっと都合がいいですがね。
さてBCが真狂どちらかわからない状態でCが吊られたとします。
この場合Xであるあなたは霊媒結果白と出すほうがいいのか黒と出すほうがいいのかですが……。
正直なところなんともいえません!
もしあなたが黒と出そうが、真であるYは必ず白というので結果「白、黒」のパンダになり、占い師ローラーがストップするとも思えません。
「白、白」なら占い師ローラーは絶対続行されますがCが真でない場合も考え、Aはどの道吊られるんだから真の可能性のあるBも吊れるなら3縄使う価値があるとも考えます。
ただし、Cを白確にしたならば、次の日Aを吊った場合もBを吊った場合も真とは逆の結果を出さなくてはいけません。
Aを吊った場合、黒確にするとAを確定で狼にしてしまい、Bが真かもしれないのに占い師ローラーがストップする危険性があることと、BCが真狂であるとバレ、Aの真を追わなくていい分、村人の推理の幅を狭めることになるからです。
Bを吊った場合も同じく白確にしてしまうとAが狼確定になりいけません。
では今度は初日、狼であるAを吊った場合はどうですか?
これは同じ理屈であなたは必ず白と出さなくてはいけませんね。
Aを「黒、黒」にすると、「真狂」のBCが残され、占いローラーストップ……。
目もあてられんわい!
狂人目線
さてさて、今度は狂人目線で3ー2進行、初日から占い師ローラーにいった場合を考えていきまっしょい。
狂人であるあなたが占い師に出たパターンです。
あなたをAとおきます。
するとBCは真狼、XYも真狼となります。
初日Cを吊ったとします、翌日の霊媒結果が「黒、黒」のときあなたならどう思いますか?
私のご主人様は気が狂っている!
……そうですね。
占い師「真狂狼」の組み合わせで、初日に狼が吊られて霊媒結果が黒、黒は狼になんの利益もないんですよ(市民目線で話しましたね)。
さて、これは置いといて、Cを吊った霊媒結果が白、白なら?
これは普通にありえます。
まずCが真であるとわかり、Bが狼であるとわかりますね?
もちろんローラーは続行されるでしょうが、今度はBを守るためにちょっとだけ怪しい動きでもしてみて、自分から吊られるように仕向けてみてはいかかでしょうか?
露骨にやると狼を守りにいった狂人とバレますよ(笑)
霊媒結果白、黒だとどちらも考えられこれだけではなんともいえません。
では今度はあなたが霊媒師に出たパターンです。
あなたをXとおきます。
ABCは真狼狼、Yは真ですね?
そして初日Cを吊りました。
市民編で触れたとおりCがどちらかはわからないんですが、黒と出しておくのが無難です。
そして実際Cが狼で黒、黒になったとしましょう。
このとき、ABが真狼です。
あなたはCが狼だったんだから普通に考えてABは真狂だ、ほっといて霊媒ローラーすれば2狼吊れるぞ!と村人に提案してみるのはどうでしょうか?
真の占い師を残すことにはなりますが、村人視点では真はABどちらかわかりませんし、1人人狼を吊られたとはいえ、まだ狼のいる占い師ローラーがとまり、市民カウントのXYに二つ縄を使わせることに成功すればウシウシ!

