人狼ゲームの役職について解説します。
①占い師
預言者ともいう。
(能力)
夜のターンに占いたいプレイヤーを指名し、その人が人狼なのかそれ以外なのかを知ることができる。ルールにより初日の夜(初日の昼の会議が始まる前の夜)のみ、占いたい人を占う、人狼以外の人を教えてもらう、占い無し等の場合があり、戦略も変わります。
(解説)
レギュレーションやその場の流れにより、初日にCOする場合と、2日目以降にCOする場合がありますが、いずれのパターンでも、占い結果を村人に伝え、狼をみつける手助けをするのが仕事です。
1日目に出るメリットはなんと言っても乗っ取りの心配がないことです。
デメリットは、早死にしてしまい、占い結果があまり村に落とせないかもしれないことです。人狼チームの一番の脅威である占い師は噛まれやすいためです。
自分以外が占い師COをした場合、対抗は嘘をついているわけですから、狂人か狼であると判断できます。
②霊媒師
(能力)
昼の会議で吊られたプレイヤーが、人狼だったかどうかを知ることができる。
(解説)
吊られたプレイヤーの白黒判定を告げることで、残りの人狼の数がわかることや、ラインを見やすくする役割を持ちます。
占い師と同様、どのターンで出るにしても、きちんと名乗り出て、正しい結果を村人に告げることで村側を勝利に導く手助けをする重要な役職です。またこれも占い師と同様に、自分以外に霊媒師を名乗り出るプレイヤーは人外ですね。
一般的に占い師より重要視されない傾向にあるので、打つ手がないときは占い師の代わりに霊媒ローラー行っとくか的な役回りを持つ役職です。
悲しいねえ……。
③騎士
ボディーガード、狩人ともいう。
(能力)
人狼の襲撃から守る人を1人選ぶことができる。守り先と襲撃先が一致すればその夜のターンは死人がでない。
(解説)
序盤は主に重要な役職者を噛みから守る役回りになります。
守れなくても、騎士が存在すると人狼に思わせることで、人狼は護衛を恐れて好き勝手に噛みにいけなくなります。
そういった牽制の意味も込め、騎士が序盤からCOするのはあまりいい手ではありません。
レギュレーションや流れによっては、出た方がいい場合もあり一概には言えませんが、だいたい騎士COがあるのはゲーム後半の回避COですね。
④狂人
裏切り者ともいう。
(能力)
特別な能力はなく、人間チームとして数えられ、占い・預言の結果も白と出ます。
人狼の勝利により、狂人も勝利となります。
(解説)
誰が人狼かは分からないので、市民と同じように村人と人狼を推測していかなくてはなりません。
人狼以外に嘘を付く必要がある唯一の役職であり、人狼を勝利に導くための手助けが仕事です。自分が吊られても人狼の数は減らず、村人の数が減るだけなので、人狼よりもCOしやすいポジションです。吊りを恐れず村人を撹乱する役回りですね。
基本的にはCOを推奨しますが、狼が先にCOしていて、自分が出ると邪魔になると思えば出ないのも一つの手です。
自分がCOしていないのに、同じ役職者が2人出てきた場合、片方が真、片方が人狼であると推理できますので、人狼の役に立つように議論を誘導しましょう。
⑤人狼
(能力)
仲間の人狼が誰か知ることができる。夜のターンに人狼以外のプレイヤーを襲撃することができる。
(解説)
自分が人狼であると思われないように振る舞わなければなりません。
一方で、自分が死んでも最終的に人狼が1人でも残れば勝ちなので、チームの勝利を目指して嘘をついていきます。
レギュレーションや流れにより様々ですが、役職者の真を確定してしまうのがまずいと思えば自分を犠牲にしてCOし、誰が真か分からなくすることで、仲間の人狼を守るといった行動をとることもできます。
嘘を付きつつ、夜のターンでは騎士の護衛を避けながら村人に利する人を噛まなければならないので、一番頭を使う奥の深い役職ですね。
⑥市民
(能力)
何の能力も持たないただの村人。
(解説)
役職ではありませんが、一番数の多いプレイヤーです。素村ともいいますね。
役職者の結果や、話の流れから誰が人狼か推理していきます。人狼よりも数が多いので、市民の結束が村を勝利に導くはずです!
役職者の動きを知ることが人狼ゲーム上達の近道です!