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ソーシャルスタイル理論で考える人狼ゲームのコミュニケーション
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ソーシャルスタイル理論で考える人狼ゲームのコミュニケーション

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ソーシャルスタイル理論で考える人狼ゲームのコミュニケーション

こんにちは!
大阪人狼ラボ村長の長谷です!

人狼ゲームをやっていて、「なんでこの人には話が通じないんだろう」とか、「なんでそんなところにこだわるんだろう」とか思ったことはありませんか?

というか、しょっちゅうですよねw

大前提として、「自分の意見は必ずしも正しくない」ということを胸に刻みこんだうえで、考えていきましょう!

ソーシャルスタイル

コミュニケーションにおける性格や傾向を知るための理論で、「ソーシャルスタイル理論」というのがあります。

コミュニケーションの特徴を「感情」と「自己主張」の強弱で4つのカテゴリに分類して考えるのが特徴です。分かりやすくていいですね。

4つのカテゴリごとに、気持ちのいいコミュニケーションのとり方が分かれば、人狼ゲームにも活かせそうですよね!

ソーシャルスタイルの4タイプ

それぞれのタイプについて説明していきますが、それぞれ良い悪いではありませんし、あくまでもコミュニケーションのタイプについての分類です。性格を断定するようなものでもありません。が、断定するような書き方をしちゃってます。こういう診断って面白いから仕方ないよね。と思って見てください。

ドライビング【主張(強)・感情(弱)】

自分の意見はしっかり言うけど、感情は表に出さない。情に訴えてもだめで、とっつきにくさを感じさせるタイプですね。
目標達成に意欲を燃やす結果重視のタイプです。

【人狼ゲームでは】
冷静に勝利に向かいたいタイプなので、進行役を買って出ることが多いです。
意見を聞いてあげたうえで、「陣営の勝利のために~~」という文脈で説得すると動かしやすい。

良くも悪くもわがままで説得しずらいので、敵対する時は覚悟をもって戦いにいくか、周りを仲間にして説得しましょう。最終的には「あなたが決定したんですよ」感を持たせてリーダーの立ち位置を保たせることを忘れずに。

エクスプレッシブ【主張(強)・感情(強)】

感情表現豊かに自分の意見を主張する。熱意を持って伝えたいし伝えられたい感情タイプ。
要はパリピでやかましいやつ。

【人狼ゲームでは】
思っていることを素直に言うタイプ。議論のとっかかりを作ったり、話の起点になることが多い。立ち位置が明確なので、とことん白くなるかとことん黒くなりがち。
人外だと分かりやすく、あまり嘘を付けないタイプ。

理屈で訴えるよりも、ノリと勢いで楽しませながら説得するのがポイント。「○○さんがどっちの味方につくかが重要なんです!」みたいな感じで注目を浴びるポジションにしてあげれば、もう説得したようなもの。

説得したと思っても気が変わりやすい、ある意味柔軟なタイプなので、サクッと投票させてしまおう。

エミアブル【主張(弱)・感情(強)】

感情を大事に人の意見を聞く。あいづちが多かったり、人の意見にリアクションをとったりするタイプ。
調和を重んじる平和主義者。

【人狼ゲームでは】
発言数は多くないが、みんなの話をよく聞いているので、全員が納得できる落とし所を教えてくれる。このタイプが人狼で潜伏すると、空気が読めるのでラストウルフで生き残りやすい。けど、主張が弱いので初日や2日目に吊られやすくもある。

基本的にどんな主張でもいったん受け入れてくれるが、腹の中で何を考えているか分からないタイプでもあるので、コツコツ信頼を貯めていくと最終日に信頼してくれる。

このタイプが人狼の場合、威圧的なコミュニケーションは絶対にNG。即、噛まれるので優しくすること。

アナリティカル【主張(弱)・感情(弱)】

話よりも思考したい。全員の発言や行動を分析して、正解にたどり着きたいロジックタイプ。発言数は少ないが、発言するときは重要なことを言うのでちゃんと聞いた方がいい。

【人狼ゲームでは】
ロジックやセオリーを重視するので、感情に訴えても逆効果。予言結果や吊り数計算、投票行動の洗い出しなどをずっと考えているので、人の話を聞き流していることも。

このタイプの弱点は、頭の中で整理した理屈を伝えるのが得意ではないところ。議論の主導権を奪われがちなので、話をまとめながら傾聴するスタンスが大事。

根拠や理由をセットで伝えることが重要で、事実ベースのエビデンスを複数示してあげると説得しやすい。また、自分の中で納得できるまで話をしないので、定期的に情報を引き出すとよい。

論理的にありえない行動をすると騙しやすく、「この行動は人狼だったらあり得ないでしょ?」みたいな、いかにも怪しい伝え方でも、事実のみで判断してくれる。

騙せるか騙せないかが分かりやすいタイプでもある。

コミュニケーションを変える

「コミュニケーションに大事なのは熱意だ」とか「結論から述べよ」とか「相手の話を拾って会話をつなげる」とか、いろいろそれっぽいテクニックがあると思います。

人狼ゲームに限った話ではありませんが、コミュニケーションは相手がいて成り立つものなので、テクニックも相手の受け取り方次第です。

アナリティカルタイプに熱意を出してもウザがられるだけですし、エクスプレッシブタイプに結論だけ伝えてもツマンネーと思われるだけですね。

で、相手がわざわざこんなことを考えて、自分にあわせてくれることもないわけで。

「相手のタイプをそこはかとなく感じ取って、会話の仕方を調整していくといいよね
」っていうのが結論です。

4タイプともイメージしやすいと思うので、あの人は○○タイプだなーとか、夜のターンで考えながらやってみるといいかも知れませんね。

逆に、自分の傾向を知ることで、いま以上にうまく立ち回れるかも知れません。

ぜひ試してみてくださいね!

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